1982年、東京生まれ。株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役。防衛省研修講師。特定非営利活動法人日本交渉協会特別顧問。日本顔学会会員。
早稲田大学政治経済学部を卒業後、東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学ぶ。日本で有数の認定FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダ―の一人。微表情解読に関する各種資格を持ち、官公庁や企業での研修やコンサルタント活動、犯罪捜査協力などを精力的におこなっている。
また、ニュースやバラエティー番組で政治家や芸能人の心理分析をしたり、刑事ドラマ(「科捜研の女 シーズン16・19」)の監修をしたりと、メディア出演の実績も多数ある。著書には『微表情を見抜く技術』(飛鳥新社)、『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』(フォレスト出版)、『ビジネスに効く 表情のつくり方』(イースト・プレス)、『裏切り者は顔に出る』(中公新書ラクレ)、『一瞬の微表情から心を読む方法』(さくら舎)などがある。その他、各種媒体で連載、寄稿、学術論文等が多数ある。
空気を読むを科学する研究所とは
空気を読むを科学する研究所は、表情・微表情分析を中心とした非言語コミュニケーションの知見・
トレーニングを通じて、対話能力の向上をサポートさせて頂く人材育成・コンサルティング会社です。
「空気を読める・読めない」「“察する”のが得意・不得意」ビジネスや日常生活で出会うこれらの能力には、どんなスキルが隠されているのでしょうか?それらを解き明かすヒントのひとつとして、「表情・微表情分析」という手法があります。当研究所は、「表情・微表情分析」を中心とした非言語コミュニケーションの知見・読みとりトレーニングを通じて、相手の気持ちを“察し”、思いやりの質をさらに高めるお手伝いをさせて頂くことを目的としています。
「微表情」とは何か?
微表情≒フラッシュのごとく顔に表れては消え去る微細な動き
微表情(※)とは、抑制された「真の感情」がフラッシュのように一瞬で顔に表れて消え去る表情のことを言います。その多くは0.2秒以内の出来事で、通常の会話では80~90%が見落とされてしまいます。
※専門的に申しますと、微表情という言葉にあたる英語表記は、”micro expression”、”subtle expression”、”mini expression”という用語に大別され、それぞれに細かい定義が存在しています。当研究所ではそれらをまとめて微表情と呼ぶことにしております。
「察する」「空気を読む」をスキル化する
「なんとなく」の世界を「見える化」する
欧米では60年代から盛んに研究されている「微表情」。ときに本人も気づいていない本音が表情に現れてしまうため、その活用は諸刃の剣です。事実、欧米では「ウソを見抜く」ためにFBIなどの取り調べの分野で大いに活用されています。しかし、反対に「相手と良好な関係を築く」ためにこの微表情を活用すれば、それは人間関係を助ける強力なツールとなります。「この人はどうしてこんなに“分かってくれる”の だろう」と相手に感じてもらえるからです。
ビジネスや日常生活で出合う「相手の気持ちを察する」「会議の空気を読む」といった能力が高い人は、無意識のうちに微表情をよみとり、活用できている可能性があります。では、どうすればこの能力を「スキル化」できるのでしょうか?
本研究所では、表情に関連する様々な研究事例を皆様と共有し、大切な方とのコミュニケーションで「表情・微表情分析」を活用する道案内をさせて頂きます。徹底的なトレーニングを通して、「察する」「空気を読む」のスキル化を目指します。
「表情・微表情分析」の効用
「表情・微表情分析」を活用する効用としては、以下のようなものが挙げられます
- 商談、交渉の場面で相手の隠された感情をとらえ、話の軸や方向性を調整できる
- 採用面接、人事面接の場面で適切な人材を見出すことができる
- 組織やチームをマネジメントしていく上で、良好な人間関係を構築できる
- 医療(介護)関係者は患者(被介護者)の「言葉にできない感情」をくみ取ることができる
- 夫婦ゲンカや恋人とのケンカの際に、隠された感情の“危険信号”を捉えることができる
- 子どもが親に打ち明けられない「いじめ」を見つけることができる